飼料へのこだわり[  About fodder  ]

秋晴れの日に。わらが乾燥し、そのまま保存ができる
        秋晴れの気持ちの良い日
        みんなでいなわらの収穫をします。
        まだまだ暑いなか、一日かかります。
        
        でも、里山の風はさわやかで、
        近江米のおにぎりは最高です。
        自然のなか、
        大きな笑い声も聞こえてきます。稲の収穫(高島にて)

飼料の基本1.  牛の大好物、わら

地元の近江米わらへのこだわり

わらは反芻するための繊維質のエネルギーのために与えています。

前期はビタミン・たんぱく質・ミネラルをたくさん与え、中期より、脂質を良くするわらを使用しています。

わらの刈り取り

機械で刈り取ったわらをロール状に 一つの田でできるロール ロールの積み込み 倉庫一杯の一年分のわら
機械で刈り取ったわらをロール状に   一つの田でできるロール   ロールの積み込み   倉庫一杯の一年分のわら

職人の知恵

生後20ヶ月の近江牛は一日4kgの藁を食べます。
これにより肉の質と、脂質を整えます。

藁には健康な肉牛が育つために欠かせない栄養分がたくさん含まれています。こんなところにも昔からの職人の知恵が生かされています。

飼料の基本2.  飼料は月齢にあわせて

牧草、わら、飼料を組み合わせ

牛の月齢にあわせて、えさは、牧草、わら、飼料を組み合わせています。

生まれてから13ヶ月目までは、主に体づくり、骨格づくりに必要な飼料を、13ヶ月目以降は、肉質や脂質を整えていくための資料を与えています。もちろん、地元で取れたものを中心に、天然のものを与えています。遺伝子組み換え大豆なども、けっして使いません。


月齢9-13ヶ月の飼料

原材料
とうもろこし、小麦、大麦等の穀類 39%
ふすま、米ぬか等のそうこう類 25%
大豆カス等の植物性油カス類 20%
その他(食塩等) 16%
成分表
粗たん白質 16.0 %以上
粗繊維 11.0 %以下
カルシウム 0.40 %以上
粗脂肪 1.5 %以上
粗灰分 10.0 %以下
りん 0.30 %以上

月齢13-30ヶ月の飼料

原材料
とうもろこし、小麦、大麦等の穀類 65%
ふすま、大豆皮、米ぬか等のそうこう類 29%
大豆カス等の植物性油カス類 5%
その他(食塩等) 1%
成分表
粗たん白質 12.5 %以上
粗繊維 10.0 %以下
カルシウム 0.35 %以上
粗脂肪 2.0 %以上
粗灰分 10.0 %以下
りん 0.30 %以上

配合飼料

大豆皮 大麦 とうもろこし ふすま 大豆カス
大豆皮 大麦 とうもろこし ふすま 大豆カス

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